日本ガイシ株式会社
独自のセラミック技術を活用してカーボンニュートラルとデジタル社会の実現に貢献
1919年の設立以来、時代の変化に合わせ、社会課題の解決に貢献することを目指してきました。現在、世界はさまざまな面で大きな変化の局面にあり、2050年の社会を想像し、カーボンニュートラルとデジタル社会を取り組むべき社会課題として設定しました。
会社紹介
日本ガイシは、祖業の電力用がいしに始まり、自動車排ガス浄化用フィルター、大型のNAS電池などにより社会に価値を提供してきました。時代のニーズを見据えて新たな可能性に挑み続け、事業による収益の拡大とともに地球環境保全と社会への貢献を目指しています。
メンバー紹介
弊社はカーボンニュートラルとデジタル社会に貢献すべく外部との協業が必須と考えています。弊社技術のみにこだわるのではなく、独自性の高い最先端技術を持つスタートアップ企業との協業を企画し、新規事業を創出します。
事業責任者
コーポレートベンチャリング
部長
山田 孝
既存事業が経営基盤となっている当社では、社員自らが解決すべき社会課題を発掘・設定する機会は多くありません。スタートアップの皆様との協働を通じ、課題を設定し、その解決に突き進む力を得られればと存じます。
主担当
コーポレートベンチャリング
主任
茅野 敬太
カーボンニュートラル実現においては各社の動向、規制動向、他にも多数の不確定な要素があるため、あらゆる外部環境の変化に機敏に追従していく必要があると思います。自社だけではなくスタートアップ企業含む他企業ともバランスを崩さず足並みを揃えて活動を進めていきます。
主担当
コーポレートベンチャリング
主任
宮原 雄大
カーボンニュートラル社会の実現に向けてコストとのバランスが非常に難しいと感じています。そのような弊害にも打ち勝つ熱量と技術を持ったスタートアップと協業し、一緒に課題を解決していきたいです。
メンバー(コーポレートベンチャリング)
- 服部 達哉
- 一木 武典
- 宮入 由紀夫
- 大宮 好雅
テーマ説明動画
11/25 NAGOYA CONNÉCT スペシャルセッションに登壇した際のテーマピッチ動画です。
01 カーボンリサイクルの社会実装と拡大 〜CO2を燃料などの資源に転換できる技術を持つスタートアップと協業し、 弊社でCO2削減を実証することで、資源転換ビジネスを展開する。〜
テーマを通して実現したい提供価値
短期: CO2を燃料などに転換する技術を弊社で適用して、CO2削減を実現する。
中期: 弊社と同様にCO2排出する他社にも資源転換技術を展開し、産業のCO2削減に貢献する。
長期: 大気からCO2を直接回収し、社会全体のカーボンニュートラル化を目指す。
ターゲット
- 化石燃料を燃料や原料としている事業会社(2023年度以降に弊社内で検証を行う)
ターゲットの課題
- 弊社のような窯業や鉄鋼金属業など、高温で製品を製造する事業者は化石燃料を多く使用してきたので、CO2排出量をゼロへするために多くの課題を解決する必要がある。トランジションのフェーズでは排出するCO2をリユースする手法の獲得によりCO2排出量をゼロに近づけたい。
解決の方向性
アイデア
- 弊社から提供するCO2を活用して、藻類などを利用した代替燃料の製造。
- CO2を活用した合成メタンの生成により化石燃料の使用量を削減。
- その他のCO2削減・活用アイデアを幅広く募集します。
検証したいこと
- 代替燃料などの転換製品の製造検証
- 弊社での適用検証
スタートアップに求めていること
- CO2を活用して、代替燃料や合成メタンなどを製造する技術
- CO2を活用して、鉱物や化学品への転換する技術
- CO2を活用して、植物利用などに活用する技術
本テーマにおける弊社の役割
- CO2ガス、資源転換の技術開発にかかる費用と実験場所や設備の提供
- CO2分離膜などの弊社製品、コアサンプルによる実験装置、実験場所を提供
02 工場の廃熱利用技術 〜工場から排出される150~200℃の廃熱ガスを他の用途に活用するソリューション〜
テーマを通して実現したい提供価値
弊社が消費する化石燃料由来のエネルギーを削減するため、弊社の工場から排出される未利用廃熱ガスを他のエネルギーとして活用したい。
解決の方向性
アイデア
- ヒートポンプなどの技術により、冷熱ガスの生成
- 蓄熱技術により、他用途へ展開
- 熱を輸送し、他の施設で活用
- その他の活用アイデアを幅広く募集します。
検証したいこと
- 弊社の排ガスを活用した検証
- 供給ポンプなどの補機を含めたコストの検証
スタートアップに求めていること
- 150~200℃の廃熱を利用した技術や製品を所持し、弊社に適用したい企業
- 上記技術を低コストで導入できることが望ましい
本テーマにおける弊社の役割
- 廃熱利用にかかる費用と実験装置
- 実際の廃熱を使った実験、場所を提供(弊社の施設見学歓迎)
私たちが提供するアセット
弊社の顧客、協力会社などの人脈活用(部長~経営レベル)
国内外のさまざまな業界(自動車、電力、重電、半導体製造装置、化学、窯業、電子部品、医薬)と経営層レベルまでのコネクションを活用可能です。
POC費用の負担も可能(500万円程度予算確保済み、予算増額も可能)
計画の検証方法や規模に応じて、POCに限らず、業務委託、共同開発なども視野に入れて検討できます。