株式会社中日新聞社
ユーザーの「好き」に合わせて、
体験したいことが見つかるメディアを実現する
予定のない日に「何か面白いことはないかなあ」と思いながら、結局何もせずに過ごしてしまったことはありませんか。もしかしたら、楽しい出会いや発見、未知のモノやコトの価値に触れるチャンスが意外に身近なところにあったかもしれません。自分の時間を価値ある「何か」のために使いたいという人々の思いに応えたい。その「何か」との出会いにつながる情報提供サービスをデジタルで実現したいと考えています。
会社紹介
中日新聞社は東海地方をメインに首都圏も含む1都15県で計約285万部の新聞を発行しています。世界の動きから地域の身近な話題まで伝えるメディア事業を核に、名古屋ウィメンズマラソンをはじめとするスポーツ事業や展覧会などの文化事業、愛知県とスタジオジブリとの共同によるジブリパーク事業などを展開。さらにデジタル社会のニーズに対応するための新規事業にも力を入れ、既存事業の組織の壁を超えた連携を強化し、新しい価値の創出に挑戦していきます。
メンバー紹介
私たちは長年にわたり地域の読者に支えられて新聞発行事業を営んできました。メディアのグローバル化や多様化が進んでも、地域の魅力を伝える情報の価値は未来も変わらないと考えています。スタートアップとの共創により、それらの情報をより便利に、より快適に利用できるデジタルメディアを目指して全力で取り組んでまいります。
事業責任者
経営企画室新規事業部
経営企画室次長 兼 新規事業部長
吉田直史
紙の新聞と、派生型のニュースサイトばかり作ってきた私たちが、これまでになかったサービスの開発に挑戦します。アイデアは一生懸命考えます。それを形にする技術と、プラスアルファのアイデアをお待ちしています。
主担当
経営企画室新規事業部
林勝
記者職を約20年勤め、取材成果を伝える醍醐味を何度も経験しました。一方で地域にもっと貢献できるメディアになるために、デジタルを有効活用できないかと考えてきました。この課題に向けた社外の皆さんとの共創を楽しみにしています。
メンバー(所属はいずれも経営企画室新規事業部)
- 山田一貴
- 本宿達也
- 牧野新
テーマ説明動画
11/25 NAGOYA CONNÉCT スペシャルセッションに登壇した際のテーマピッチ動画です。
01 イベント情報の個別配信ができるカレンダーメディアの実現 〜カレンダーとメディアの機能を融合させ、スマートフォンで快適に利用できるアプリケーション〜
テーマを通して実現したい提供価値
家族のため、自分のために自宅を出てもっと活動したいのに、自分にぴったりの情報にアクセスできなかったために無為に一日を過ごしてしまったという人を減らして、地域の交流を活性化する。
ターゲット
- 子どものため、家族のため、自分のために特定の日の過ごし方を求める個人のユーザー
ターゲットの課題
- 予定の空いた日程をどう過ごしたら楽しくなるか簡単に分からない
- イベントをいちいち検索して探すのが面倒
- 行ってみたいと感じたイベントを事後に知って残念に思う
解決の方向性
解決策
- ユーザーの属性や趣向、行動履歴のデータに基づき、その人に合った提案と情報提供をする
- 見つけたイベントを開催期間や日時も含めワンタッチで自分のイベントカレンダーに記録できる
- イベント情報に予定変更や間違いがあった場合、修正情報が自動で瞬時に配信される
検証したいこと
- 全てのイベント情報を一度に網羅するのは現実的ではないため、どのようにカテゴリを絞ってサービスをPRすればユーザーを確実で継続的に増やせるのかの手法
スタートアップに求めていること
- ユーザーの属性データに基づく情報配信のパーソナライズ技術
- データを基にユーザーのサービス体験価値を継続的に高める方法
本テーマにおける弊社の役割
- 既存のデジタルサービス「中日新聞プラス」のユーザー約45万人の顧客基盤を生かしたサービスの仮説検証と初期ユーザーの獲得
- 事業局による展覧会やマラソン大会の観覧者・参加者をターゲットにしたユーザー獲得
- 仮説検証、プロトタイプ製作費、システム利用料などの必要経費の負担
02 イベント情報のコンテンツ管理を適切にできるカレンダーメディアの実現 〜特に高いスキルがなくても簡単に正確にイベント情報コンテンツが作成できる入力フォームや、ユーザーへ効果的に配信できる仕組み〜
テーマを通して実現したい提供価値
主催者がイベント情報を特定の属性の人に狙ったタイミングで届けられるようにして、集客効果の最大化、地域の関係人口と交流人口の増加に貢献する。
ターゲット
- イベントの主催者や地方自治体の広報、観光協会などの各種団体
ターゲットの課題
- 広報内容をマスコミが取り上げてくれない可能性がある
- 集客したいターゲットに情報が届けられているか不安がある
- 集客効果を検証して次の広報に生かすためのデータがない
解決の方向性
解決策
- イベント主催者などのサービス利用者が所定の登録手続きを経てイベント情報をウェブで入力できるコンテンツ管理システムや仕組み
- 即時配信や予約配信、エリア限定配信などサービス利用者のニーズに合わせて配信の方法を選べる機能
- 情報の修正や予定変更のユーザーへの通知機能
検証したいこと
- 無料利用が可能な範囲の設定や最適な課金のあり方
スタートアップに求めていること
- 外部からウェブを介してコンテンツを入力する仕組み
- ウェブサイト上の情報を自動収集してデータベース化するプログラム技術
本テーマにおける弊社の役割
- 中部地方を中心にブランド力を生かせるブロック紙の強みを生かし、エリア内の地方自治体や観光商工団体への営業アプローチ
- 長年の地域取材や文化・スポーツ事業で築いた人脈や情報のネットワーク
- 仮説検証、プロトタイプ製作費、システム利用料などの必要経費の負担
私たちが提供するアセット
新聞とデジタルメディアの顧客・ユーザー基盤
一般紙とスポーツ紙計285万部の定期購読者、ウェブメディアのユーザー(3媒体の合計で月間3000万UU)に対し訴求力がある。
地域密着と広域性を併せ持つブロック紙ならではの取材網
1都15県に148か所の取材拠点があり、地方自治体や各種団体へのアプローチ手段をもつ。
多彩なスポーツ・文化事業
主催、後援のイベント開催数が年間計約12000件あり、参加者の属性に応じて効果的なプロモーションができる。